フォローアップミルクって必要?育児用ミルクと全成分で比較! 

子育て

離乳食が進んでくる8、9か月頃、栄養面での心配が増える頃でもあります。
全く食べてくれない子、たくさん食べるけどご飯しか食べないなど食べるものに偏りがある子、など離乳食の進み具合もそれぞれ違います。

うちの子の場合は、まあまあ食べるけど食べるものが決まっていて偏りがありました。断乳する前はそれでも「母乳から栄養とれてるからいいか」と思えたのですが、1歳1か月で断乳してからはそれも効かず。どうしたものかと懸命に離乳食に栄養を詰め込もうと頑張っていました。しかし日々息子の気分で変わる食べる食べない食品の切り替えについていけずお手上げ状態になることもしばしば。

そんな時に飲ませ始めたのがフォローアップミルクでした。
離乳食では足りない栄養分をフォローしてくれるミルク!ありがたい!という認識で飲ませていました。

フォローアップミルクって飲ませちゃダメ?

ある日何気なく育児アプリでフォローアップミルクのことを検索してみたら・・ あれ?
「フォローアップミルク 危険」とか「フォーローアップミルク 不要」とか何だかネガティブなワードが検出されました。いったい何が「危険」なのでしょうか・・?
フォローアップとミルクのデメリットと言われているものをいくつかご紹介します。

フォローアップミルクのデメリット
 ・甘いからやめられない
 ・亜鉛や銅が含まれない
 ・むし歯のリスクがある

また、ある小児科の先生のサイトでは下記のような記載がありました↓
「育児用ミルクよりたんぱく質や各種栄養素が多すぎむしろ離乳の妨げになる可能性があります。」

んん・・?フォローアップミルクの方が栄養素が多いの?
これは私の認識と違っていました。フォローアップミルクの方が栄養が少ないから安いのかと思っていましたが・・?

どういうことかわかりません。
そこで、育児用ミルクとフォローアップミルクの全成分の成分量を見比べてみることにしました!

育児用ミルクとフォローアップミルクの成分を比較してみた!

↓の表は、和光堂のフォローアップミルク(ぐんぐん)育児用ミルク(はいはい)の全成分表です

ミルクの種類エネルギーたんぱく質脂質炭水化物食塩相当量ビタミンAビタミンB1ビタミンB2ビタミンB6ビタミンB12ビタミンCビタミンDビタミンEビタミンKナイアシンパントテン酸ビオチン葉酸亜鉛カリウムカルシウムマグネシウムリンリノール酸α-リノレン酸DHAリン脂質β-カロテンヌクレオチドガラクトオリゴ糖塩素灰分水分カルニチンタウリンシスチンヨウ素α-ラクトアルブミンβ-ラクトグロブリンセレンイノシトールアラキドン酸
フォロミ(ぐんぐん)482kcal12.5g21.4g60.0g0.56g360μg0.7mg1.0mg0.6mg1.6μg72mg9.0μg5.4mg20μg5.3mg4.0mg20μg110μg1.6mg750mg760mg9.5mg65mg400mg3.4g0.32g80mg230mg30μg6mg1g510mg4.0g2.1g          
育児用ミルク(はいはい)518kcal11.4g27.4g56.8g0.36g420µg0.4mg0.6mg0.3mg1.5µg60mg7.0µg4.5mg25µg6.7mg5.5mg10µg100µg3.0mg480mg380mg6.0mg40mg210mg4.0g0.32~0.54g80mg400mg45µg8mg2.3g320mg2.4g2.0g15mg25mg0.32mg220mg60µg2.0g1.0~1.7g8µg75mg40mg
100g当たりの成分量 

どうでしょうか?
まず注目したのは糖分です。ガラクトオリゴ糖の量をチェックします。
フォロミが1g育児用ミルクが2.3g
半分以下になっています。それでも甘味があるといえばそれまでですが、だいぶ甘さは控えてあるようです。

次に、亜鉛です。
フォロミが亜鉛1.6g、銅0g育児用ミルクが亜鉛3.0g、銅0.32g
亜鉛は半分、銅は入っていないという結果でした。
今回比較したぐんぐんは亜鉛が入っているフォロミで、ほかのメーカーのフォロミは入っていないものが多いようです。

次に、たんぱく質です。
フォロミが12.5g育児用ミルクが11.4g
確かにフォロミの方が少したんぱく質が多いです。

最後に「各種栄養素」です。
これは、、栄養素の種類に関しては育児ミルクの方が多いです。
成分量についても育児用ミルクの方が多いものもあるので、一概に「フォロミの方が多すぎる」とは言えない気がします。

ちなみに価格ですが、大缶で↓のようになっています。フォローアップミルクの方が量が20グラム多くなり、さらに500円程度安くなっています。

◆和光堂 フォローアップミルク ぐんぐん 9ヶ月〜 830g

価格:1,401円
(2022/10/5 23:26時点)

和光堂 レーベンスミルクはいはい 810g

価格:1,980円
(2022/10/5 23:28時点)

フォローアップミルク どれを選んだらいい?3メーカーの成分を比較してみた

フォローアップミルクの中でも亜鉛が入っているものと入っていないものがあることがわかりました。
そこで、フォローアップミルク3メーカーについても成分比較をしてみました。

メーカーエネルギーたんぱく質脂質炭水化物食塩相当量ビタミンAビタミンB1ビタミンB2ビタミンB6ビタミンB12ビタミンCビタミンDビタミンEビタミンKナイアシンパントテン酸ビオチン葉酸亜鉛カリウムカルシウムマグネシウムリンリノール酸α-リノレン酸DHAリン脂質β-カロテンヌクレオチドガラクトオリゴ糖塩素灰分水分ラクトフェリンスフィンゴミエリンラクチュロースラフィノースビフィズス菌
ぐんぐん(和光堂)482kcal12.5g21.4g60.0g0.56g360μg0.7mg1.0mg0.6mg1.6μg72mg9.0μg5.4mg20μg5.3mg4.0mg20μg110μg1.6mg750mg760mg9.5mg65mg400mg3.4g0.32g80mg230mg30μg6mg1g510mg4.0g2.1g     
たっち(メグミルク)471kcal14.5g20.0g58.9g0.56g360μg0.7mg0.8mg0.7mg1.2μg60mg6.5μg6mg15μg6.0mg5.7mg 120μg 700mg700mg9.0mg80mg350mg3.0g0.5g53mg350mg40μg6mg1.5g450mg4.0g2.8g     
チルミル(森永乳業)460kcal14.0g18.0g61.0g0.58g500μg0.7mg0.8mg0.75mg1.4μg60mg4.7μg5.4mg27μg6.2mg5.0mg 130μg 720mg720mg8.5mg90mg380mg2.5g0.4g75mg300mg42μg6mg300mg540mg4.0g3.0g55mg 46mg 400mg 300mg10億個
100グラム当たりの成分量 各公式サイトに表示されたもの

全成分だと少し見にくいですね・・すみません。
こちらに、特に成分量の差が大きいものだけをまとめた表を作成しました↓

メーカービタミンAビタミンDビオチン亜鉛α-リノレン酸ガラクトオリゴ糖ラクトフェリンスフィンゴミエリンラクチュロースラフィノースビフィズス菌
ぐんぐん(和光堂)360μg9.0μg20μg1.6mg0.32g1g     
たっち(メグミルク)360μg6.5μg  0.5g1.5g     
チルミル(森永乳業)500μg4.7μg  0.4g300mg55mg 46mg 400mg 300mg10億個
特に成分量の差があったものだけを抽出 100グラム当たりの成分量 各公式サイトに表示されたもの 

各商品の特徴が見えてきました!
ぐんぐん(和光堂)亜鉛が入っているのが特徴ですね。
たっち(メグミルク)オリゴ糖が多めです。
チルミル(森永乳業)ビフィズス菌が入っています。そしてダントツ甘さ控えめ

もうひとつ重要な情報、各商品の価格です↓

◆和光堂 フォローアップミルク ぐんぐん 9ヶ月〜 830g

価格:1,401円
(2022/10/7 23:50時点)

雪印乳業 たっち 830g

価格:1,358円
(2022/10/7 23:51時点)

森永乳業 森永チルミル 大缶 800g

価格:1,548円
(2022/10/7 23:46時点)


価格はほぼ同じですね。成分を見比べて子供に合ったものをあげたいですね。

まとめ

 ・現在の離乳食の進み具合でフォローアップミルクが必要か判断する

 ・足りない栄養を補えるフォローアップミルクを成分で見比べる


MIKO
MIKO

うちの場合は母乳だったのと、離乳食の進みが遅かったため、鉄分の不足が心配でした。
フォローアップミルクは朝だけ牛乳の代わりとして飲ませてました。
決まったものしか食べてくれないなど偏食がひどいと栄養面が心配で思い詰めてしまうママパパも多いと思います。
私はフォローアップミルクのおかげであまり思い詰めることなく離乳食期を過ごすことができました。

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